アナデジログ

アナデジログはタイ、バンコクのWEBマーケティング情報を発信するブログです。

2018/01/15

AnyMind Groupのリリース発表について

2018年1月11日に、新たなリリースを発表致しました。

AIの活用によるSaaSソリューションをコア事業とする組織改編およびロゴの刷新を実施
https://anymindgroup.com/

本組織変更に伴い、AdAsia Holdingsの親会社名およびロゴが変更となります。
ただし、これまで提供させていただいているサービス等への影響はございません。

引き続き宜しくお願い致します。

2016/05/17

AdAsia Holdings タイ法人設立のお知らせ

本日正式にタイ法人の設立をリリースいたしました。
これから爆速で展開していきます!



アドアジアホールディングス、タイにて現地法人を設立
http://adasiaholdings.com/jp/about/news_detail/14

2016/04/20

AdAsia、アジアにおけるデジタルマーケティング会社設立について

2016年4月7日に、AdAsia Holdingsという会社の立ち上げについてリリース発表を行いました。
私も初期メンバーとして参加します。

コーポレートサイト

アジアを中心に、デジタルマーケティング全般の支援を行ってまいります。
CEOである十河さんは、MicroAdの東南アジア担当として圧倒的な成長を果たした立役者です。
またCOOの小堤さんは、medibaの海外担当を経てMicroAdに参画、業界のプロフェッショナルです。
そして私もアウンコンサルティングにてSEMを始めとした代理店事業を行ってまいりました。
3人のプロフェッショナルが作る新しい会社、AdAsiaをどうぞ宜しくお願いします。

AdAsia紹介記事(一部)


PR TIMES (プレスリリース)
アドアジアホールディングス、 シンガポールにて事業を開始

Mumbrella Asia
Digital marketing agency AdAsia Holdings launches in Singapore

Yahoo! Finance

THE BRIDGE
Japanese AdTech experts to launch video ad network targeting smart TV viewers in Asia

Marketing Interactive
AdAsia opens doors in Singapore

聯合財經網
AdAsia Holdings在新加坡投入營運

อาร์วายที9
AdAsia Holdings ประเดิมธุรกิจการตลาดและโฆษณาในสิงคโปร์


2015/01/18

タイ人と一緒に冬の北海道を体験して気づいたこと

ある訪日タイ人向けプロモーションのプロジェクトのため、1週間ほど北海道に出張しました。
タイ人旅行者に期待する日本側の想いと、実際に北海道を訪れるタイ人の想いの両方を知ることができる貴重な体験となりました。

本稿では今回の取り組みを通じて感じた北海道(札幌)における訪日タイ人向けマーケティングの方向性について、私なりの考えを紹介します。


北海道の観光資源

北海道といえば、自然。そして美味しい海鮮料理。あとは冬というイメージでしょうか。このあたりは、タイ人の間でも一般的な認識として持っているようです。日本人ともさほど変わらないイメージと言えます。現地の方と話していて、北海道ならではと感じたのは「歴史」です。北海道はもともとアイヌ民族が支配する土地であり、本州とは異なる文化がありました。その後開拓使により近代化されていったため、北海道に住む方からすると歴史の浅い地域であるという考えがあるようです。

タイ人にとっての北海道の魅力とは

常夏の国であるタイ人にとって、まず興味があるのは雪です。そして自然景観も大好きなようです。例えば、冬なら一面の雪景色、また暖かい季節ならば一面の花畑といった景観は、彼らにとって大変魅力的なポイントです。

では、なぜタイ人は自然が好きなのでしょうか。
私は以下のような背景が影響しているように思います。

  • 普段バンコクに住んでいる人が多いため、たまに自然に触れたい欲求がある
  • バンコクに住んでいる人も、多くは田舎出身で自然が身近だったという原体験がある
  • 綺麗な写真が撮れる
  • タイにはないところに行ったという自慢ができる

これらは、特にタイ人女性に共通してみられる傾向です。ただ、日本に強い関心を寄せるのは女性のほうが多い傾向があります。

自然景観の他には、新鮮な海鮮料理も大きな魅力のひとつです。バンコクにも多くの日本食レストランがあり、日本食ブームのような状況になっています。しかし、輸送や保存方法などの問題があり新鮮で美味しい海鮮料理は決して多くありません。そのため、「タイでは味わえない、美味しい海鮮」がタイ人にとって魅力的なポイントとなります。

あとは温泉にも大変興味があります。ただ面白いのは、タイではいわゆる公衆浴場は一般的ではないため「恥ずかしい」という思いがどうしても拭い切れないようです。そのため、個室露天風呂などが付いていると喜ばれるようです。

どうやってタイ人観光客にきてもらうのか

手法論だけ言えば、タイのローカル旅行代理店とのコネクション構築、旅行博への出展が主な方法となるでしょう。しかし、旅行代理店とのコネクションは簡単にできるものではないでしょうし、旅行博も大変お金がかかります。また、検索エンジンを活用したマーケティング施策も、受け皿となるページが必要だったり、そもそも北海道について調べている人の母数が少なかったりと大きな効果は期待されません。ではどうすればよいかというと、私だったらホテル予約サイトや日本情報を扱うメディアをフル活用します。実際に訪れてくれたタイ人旅行者に情報を拡散してもらうための仕組みづくりを行います。なお、昔から思っていますが言語を理由にして集客を行わないのは、確実に単なる機会損失でしかありません。他のお客さまの迷惑になるなどの理由であればわかりますが、日本人は外国人に対して気後れしてしまう傾向が強いので、もっと自信を持ってください!と強く言いたいです。

訪日タイ人集客は、間違いなく今がチャンス

なぜチャンスなのかといえば、まだタイ人の多くは北海道に関して詳しくありません。そのため、自分たちで北海道で一番魅力的だということをアピールするだけでも、それなりに観光客はきてくれるでしょう。たとえば歌登の例が典型的です。乱暴な言い方をしてしまうと、今だったら言ったもの勝ち状態です。ただ、これも一時的なブームに過ぎない可能性もあります。別に雪をみたいだけならば、北海道である必要はなく、韓国だっていいのです。そのため、当然ながら北海道だからではなく、そのホテルやレストランだから提供できる価値をきちんと発信して、体験してもらう必要があります。これは別にタイ人に限った話ではありませんが、きちんとしたマーケティングが不可欠です。

タイ人という一括りでいいの?

今はまだ「タイ人」という大きな枠で考えてしまってもよいかもしれません。しかし実際は年齢や性別、家族構成、趣味趣向などによってニーズは変わります。中国人のようにまだツアー主体で観光客が来ているうちは良いかもしれませんが、タイ人で北海道を訪れるような人たちは、旅行慣れしたFITが主流になっていくでしょう。

北海道の訪日タイ人観光の今後

現在は、北海道とタイ人双方にとっていい関係の始まりという印象を持ちました。これからこの関係がより強くなり、さらに多くのタイ人が北海道を訪れてくれると良いですね。私もその架け橋として、役に立てることがあれば幸いです。

2014/08/09

サイバーエージェントの組織改革からタイのスマホと広告の方向性ついて考えてみた

サイバーエージェント、新たな事業分野にシフトするための組織改革実施

先日サイバーエージェントさんが決算説明会にて、Ameba事業の人員を現在の1,600人から800人に減らし、新たな事業分野にシフトすると発表しました。

決して今でもAmeba事業が悪いわけではないにもかかわらず、これだけ大きな組織改革ができるサイバーエージェントさんは素直にすごいと思うと同時に、藤田社長の言葉に気付かされることがありました。
“Ameba事業は決してジリ貧になっているわけではないが、早めの構造改革が得策と考えた。これまで進めてきたブラウザのプラットフォーム戦略は一定の安定収益が得られているが、急激な拡大は難しいと判断”(http://jp.techcrunch.com/2014/07/24/jp20140724cyberagent/)
それは、タイにおいても同様のことが言えるのではないか、むしろ日本以上にスマートフォンデバイスを主軸としたサービスやソリューションがないとあっという間にデジタル領域では置いて行かれてしまうのではないかという危機感です。

タイのインターネット事情は日本の10年前と一緒?

タイのインターネット業界は、しばしば10年前の日本のようだと語られます。そのため、日本のタイムマシーン経営ができるだろうと考える企業が少なくありません。この考え方自体は間違っていルトは思いませんし、日本より遅れている面があるのは確かです。

しかし、必ずしも全てが遅れているわけではなく、むしろ日本よりも進んでいる部分があります。

日本よりも進んでいる領域の最たる例はスマートフォンでしょう。以前の記事でスマートフォンの普及率でも書きましたが、タイは日本よりもスマートフォン普及率(対人口比)が高くなっています。

日本においては、インターネットが登場してから以下のようなデバイスの変遷を経てインターネットは利用されてきました。
PCの普及>>携帯電話(いわゆるガラケー)>>スマートフォン

一方、タイにおいては、PCの普及という段階を飛ばして、一気にモバイル、特にスマートフォンが普及してネットに接続するという流れになりました。

したがって、ユーザーにとってスマートフォンでインターネットを利用するのが一般的であり、PCの利用方法と異なってくるのは当然の流れです。

スマホユーザーはネイティブアプリの利用が一般的で、ブラウザ経由でのネット利用はわずかです。さらにFlurryの調査レポートによれば、その傾向はさらに高まっているようです。

参考:モバイルは2014年もアプリ利用が増えてWebは減少, 広告ではGoogleの一人勝ち
 http://jp.techcrunch.com/2014/04/02/20140401mobile-app-usage-increases-in-2014-as-mobile-web-surfing-declines/

タイにおけるスマートフォン利用の特長

ただ、タイにおけるスマートフォン利用の傾向や特長は、世界の傾向とは少し異なるようです。
Smartphone usage among urban Thais doubles in past year, now at 36%


Ericsson (Thailand) が2013年8月に発表した調査によると、タイのスマホ利用の特長として以下の傾向が挙げられています。

  • ソーシャルネットワークやインスタントメッセージ(IM)の利用が多い
  • SMSやメールの利用は少ない

また、アプリをダウンロードする理由としてコンテンツや機能性ではなく、宣伝されていたからダウンロードするという特長が興味深いと指摘しています。

タイにおけるスマホ×広告の方向性

アプリ開発は私の専門ではないので、広告においてどのように活用していくべきか考えてみました。なお、ここからは完全に私の妄想です。

動画広告

日本でも動画広告が来る、と言われ続けて既に3周くらいまわってそろそろもういいんじゃないか感がでてきているのではないでしょうか。
ただ、タイは日本よりも動画広告が普及し、かつ効果的な手法になると考えています。
理由としては、YouTubeのローカル版設立に伴う、さらなるコンテンツの充実、ユーザーが動画視聴に対してポジティブであることがあげられます。
あとは、広告主がついてくればというところですが、それもテレビ広告が人気のタイにおいては比較的わかりやすく移行できるのではないでしょうか。
また、最近ではメチカという、ショートムービー作成アプリもじわじわとタイで人気がでてきているようです。
タイにおける動画を活用した広告、キャンペーンには注目です。

オムニチャネル・OtoOソリューション

日本でもオムニチャネルやOtoOといった手法を取り入れる動きが加速してきていますが、これはタイにも十分通用するように思います。
まず、タイにおいてはまだ実店舗における購入が一般的で、ECは伸びてはいるもののまだまだこれからというフェーズだと認識しています。次に、ある程度の所得を持つ層はバンコクに集中しているという地理的な特徴があります。そのため、バンコクには多くのデパートや店舗が乱立している状況です。
しかし、今後どう考えてもこれは供給過多に陥り、競争が激化することは間違いありません。その時、いかに顧客を囲い込み、ロイヤリティを高め、最終的に店舗に誘導するかが生き残るためには重要になるはずです。
まだ、このようなソリューションは日本でも実験的にいろいろなアプローチが登場し始めたばかりのようなので、タイ発のソリューションなどが出てくるかもしれません。

言うまでもなく、他にもたくさんの可能性があるわけですが、個人的にはこのあたりがサクセスポイントかなぁと感じている次第です。
ますますタイのデジタルマーケティングは刺激的なものになりそうです。

2014/07/13

ブログリニューアル完了



ちょこちょとこと手を入れては直していたブログデザインがようやく落ち着きました。
まだ細かいところは修正しなければいけませんが、一旦大きな変更は終了とします。

ちなみに余談ですが今日初めてバンコクにあるコワーキングスペースを訪れました。

HUBBA is Bangkok's 1st Coworking Space for Tech & Creative Startups
http://hubbathailand.com/

20-30席のフリー作業スペースと、会議室もいくつかあり、とても素敵な場所です。今までカフェで作業することが多かったのですが、これからはこちらを利用させていただくことが多くなりそうです。

営業時間
月‐日 8:00–22:00

所在地
19 Soi Ekkamai 4, Sukumvit 63 Rd. Prakanong Nua, Wattana Bangkok, Thailand 10110
※エカマイソイ4にあります。地図はこちら。

備考
無料WI-FI、電源完備

料金プラン

1 Day
  • 1 day usage
  • ฿260/day

฿260

Flexi 20
  • 20 days usage*
  • only ฿220/day

฿4,400

1 Month
  • 30 days usage
  • only ฿155/day

฿4,650

2014/07/01

ブログデザインリニューアル中

ただいまブログデザインのリニューアル中につき、一部レイアウトやリンク設定に不備がございます。 何卒ご理解賜れますと幸いです。

2014/05/28

YouTubeのタイ版がローンチ!



タイのCMが泣ける

タイのCMが泣けると日本でも話題です。

「タイ CM 泣ける」や「タイ CM 感動」などのキーワードで検索するとたくさんのYouTube動画やまとめサイトがみつかります。

家族や、夫婦、子供をテーマが多く、だれがみても感動的なCMだと思います。

涙が止まらない!タイの泣けるCMに感動。
http://matome.naver.jp/odai/2138841378207025101

さて、そんなタイで先日YouTube.co.th(タイ版のYouTube)ローンチが大々的に発表されました。

Googleに招待されてリリースイベントに参加してきたのでそのレポートします。

YouTube.co.thローンチ

2014年5月19日にサイアムパラゴンというバンコク中心地にあるデパートのイベント会場にて、YouTube Thailandのローンチイベントが開催されました。
当日は、プレス関係者、タイのセレブリティ、メディア、代理店、アーティストなど400名以上が招待されてイベントに参加しました。




イベントにはタイで有名なアーティストやコメディアンが多数出演し、大変な盛り上がりをみせていました。




今回のイベントでは、タイがYouTubeにとって有望なマーケットであること、そしてコンテンツクリエイターにとってタイ国内、ひいては世界に向けてコンテンツを発信するプラットフォームとしてさらに活用してほしいというGoogleのメッセージが印象的でした。

タイで人気の歌手

タイでは、すでにYouTubeで公開後1年ほどで再生回数1億突破したインリー・シージュムポンさんが歌う『コージャイトーレークバートー』という曲や、VRZOというYouTubeを中心として番組制作を行っている会社など、YouTubeを通しておおきな影響力を持っているように思います。

インリー・シージュムポン/コージャイトーレークバートー

VRZO/Meeting VRZO X Godzilla 2014


バンコクにベサニー・モタさん来タイ

また、米国のカリスマユーチューバー、ベサニー・モタ(Bethany Mota)さんがタイの有名モデルと対談するという企画もあり、音楽のみならず、美容、ファッションでの活用も示唆するものでした。

今以上にタイでのYouTube利用が進めば、当然広告配信やタイアップなど、企業にとっても無視できないメディアになることは間違いないでしょう。
すでにタイの企業においても、YouTubeを利用した広告やマーケティング手法について相談をいただいくことがあります。

SNSとの連携など、タイにおけるYouTubeの今後がとても楽しみです。

2014/04/24

タイにおけるFacebookを中心としたソーシャルメディアマーケティングの現状と今後

タイのFacebookユーザー数概況

2013年8月にタイ及び東南アジア各国のFacebookユーザー数を調査しており、その際のタイにおけるFacebookユーザー数は2400万人でした。
その後、8ヶ月経過していますが、タイにおけるユーザー数はどれくらいの変化があったのでしょうか。

2014年3月時点でタイのFacebookユーザー数は2,600万人、対人口比で37%でした。(出典:2014年3月 セレージャテクノロジー)

着々とユーザー数が増加していますね。

ちなみに、日本はといいますと2,200万人です。実はこのユーザー数は2013年8月時点と同じユーザー数となっています。つまり、すでにユーザー数は頭打ちを迎えている可能性があります。

タイで人気のFacebookページ


さて、引き続きユーザー数を伸ばしているタイですが、どのようなFacebookマーケティングが行われているのか少し紹介しましょう。まずはじめに、企業が運営するFacebookページで、人気のFacebookページをSocialbakersで調査しました。

2位にランクインしているのは、タイの茶飲料・日本食レストランチェーン大手オイシを創業したタン氏のFacebookページで500万近いLikeを集めています。

3、4位は有名なお坊さんです。(すみません、あまり詳しく知りません。)

タイローカルのFacebookページ人気が比較的高い傾向があるようです。

また、企業の運営するFacebookページよりも有名人がLikeを集めているという点も特徴的だと思われます。(USや日本は企業Facebookページばかりです。)

Likeを集める方法としては、Facebook広告だけでなく、オフラインキャンペーンとの連動や、屋外広告にもFacebookページに誘導するなど、広告プロモーションの中に自然とFacebookページが含まれているのがタイです。

逆に、日本ではまだよくみるような「●●で検索」系の広告はあまりみません。

Facebookページの運用方法

さて、企業がFacebookページを運用するにあたっては、継続的に投稿やファンとの交流を深めていくこと求められます。その運用において、タイではどのような内容の投稿をおこなっていて、何が受けているのか少しだけご紹介します。

人気のFacebookページで個人のページが2位にランクインしたイチタン氏の会社、その名もイチタンが運営するFacebookページは以下の様な特徴があります。


  • プレゼントなどのキャンペーンをマスと連動して投稿、キャンペーン関連の投稿が大量
  • おもしろネタなども投稿
このような一見たいした工夫がない運用方法ですが、実際の効果はというと、良いです。現在220万人のファンがおり、企業が運営するFacebookページではかなり上位のファン数です。莫大な広告費をマスメディアに投下しているので、当然の結果ともいえますが、それでもFacebookページ上でのユーザーの反応は良いです。一概にはいえませんが、タイ人は楽しいことや、無料のプレゼントなどが大好きです。そのタイ人のことをよく知っているローカル企業だからこそ、うまく国民の心を捉えて魅了しているように思います。

しかし、日系企業もがんばっています。例えば、グリコさんなどは正統派Facebookページ運用をしている良い例です。


  • iPhoneなどのプレゼントキャンペーン
  • 商品にあわせたオリジナル画像の制作
  • CM動画
  • キャンペーンの裏側写真
まだファン数こそ55万人ですが、Facebookページの名前の通り「Glico Lovers」が多く集まっている印象があります。ここまで商品押しすると、場合によっては引かれてしまいますが、ファンからの反応も悪くはなさそうです。

タイにおけるFacebookの今後

タイ人、特に女性や若い人は驚くほどソーシャルメディアを使いこなしています。FacebookだけではなくLINEのタイムライン、Instagram、WeChat、Twitterなど複数のソーシャルメディアを併用しているケースがよくあります。
また、比較的新しもの好きの傾向もあるため、今後ますます各ソーシャルメディアをはじめとしたサービスのユーザーの奪い合いは激しくなっていくことでしょう。
そうなった時に、Facebookは今の圧倒的ナンバーワンのポジションを維持できるのでしょうか。タイに限らず、同様の声はUSや日本でも聞かれますが、タイにおいてもユーザーの減少等は考えられます。

ただ、みているとタイ人はとてもコミュニケーションが好きで、友達や恋人、家族とつながっていたいという考えがあるので、彼らにとってこれらのコミュニケーションツールはとても有益なもののようです。
スマートフォン普及率の高まりとあいまって、タイにおいてマーケティング手法としてのソーシャルメディアマーケティングは不可欠なものになっています。
これから先、どのようにタイのソーシャルメディアマーケットが変わっていくのかが楽しみです。

【タイ進出企業】ポムの樹/アップガレージ/京セラ/和食・そば「サガミ」

  1. タイ進出企業のニュースをまとめました。

    新年度が始まり、数ヶ月前と比べて進出企業のニュースが活発化している印象があります。

    2015年にはASEAN統合も控えて、おりこれからますますタイのマーケットは注目です。


    オムライスレストラン「ポムの樹」、タイ進出

    newsclip.be-2014/04/22
    オムライスレストラン「ポムの樹」、タイ進出. 写真提供、 ... 【タイ】オムライスレストラン「ポムの樹」などを運営するポムフード(鹿児島県姶良市)はタイのアグリビジネス大手ベタグロと合弁会社を設立し、タイで「ポムの樹」の展開に乗り出す。
  1. TEKNIAが中小企業のタイ進出支援を開始

    中部経済新聞-2014/04/22
    工作機械や航空機の部品加工を手掛ける、TEKNIA(テクニア、本社名古屋市中川区江松、高橋弘茂社長)は、タイへの進出を検討する中小企業を支援するサービスを開始した。年会費を支払った会員には、勉強会や情報交換の場を提供する ...
  1. 中古カー&バイク用品の「アップガレージ」タイ進出6月下旬オープンへ

    秋田経済新聞-2014/04/07
    同社によるとタイ進出は3年前から構想を始め、市場調査を実施。「まずは同じ思いを共有できるタイ人材の育成から」と管理職候補のタイ人材を募集し、100人以上の応募者の中から3人のタイ人を選抜した。「特別扱いせず日本での新卒者と ...

京セラがスマホでタイ進出 大手携帯販売会社に新モデルを供給

財経新聞-2014/04/12
ますは、タイに同社のスマホの新モデルを供給、これを足掛かりとしてさらなるグローバル展開を図る。 京セラ<6971>は10日、タイの大手携帯販売会社である「SAMART I-MOBILE」に、現在、国内で展開しているスマートフォン「DIGNO M」を ...

  1. 2014年1~3月期、日系企業の東南アジアでの動向件数はタイ・ベトナム ...

    ValuePress! (プレスリリース)-2014/04/21
    2013年度第4四半期(2014年1~3月)の日系企業の東南アジアへの進出動向を集計したレポートをまとめました。タイ、ベトナム、インドネシアでの日系企業の動向案件が多い結果となりました。 コンサルティングと調査の(株)プログレス・ ...
  1. 和食・そば「サガミ」 バンコクにタイ1号店

    newsclip.be-2014/04/22
    ... 数76で、25日にグランドオープンする。 タイではバンコク都内にセントラルキッチン(集中調理施設)を開設し、今後3年で5―10店を出店する。 タイ以外の東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国にも進出する計画だ。 《newsclip》. 前のニュース.


タイのスマホ人気ランキング!高価格と低価格の二極化(2014年4月 Thaimobilecenter調べ)

前回調査したスマホのランキングが意外に検索されていたので、最新データを調査しました。

期間:2014年4月第3週
出典元:thaimobilecenter.com

4月11日に世界125カ国で発売した「GALAXY S5」が早速1位にランクインしているなど、タイのスマホトレンドは引き続きSAMSUNGが人気のようです。

タイのスマホ人気ランキング


順位 機種名 価格(タイバーツ)
1位 Samsung Galaxy S5 22,190
2位 Samsung Galaxy Grand 2 10,500
3位 Samsung Galaxy Ace 3 5,600
4位 Samsung Galaxy Win 6,950
5位 i-mobile IQ X KEN 14,990
6位 Nokia X Dual SIM 3,590
7位 i-mobile IQ X SLIM 7,490
8位 HTC One (M8) 23,000
9位 Sony Xperia Z2 -
10位 Sony Xperia T2 Ultra Dual 13,990

ちなみに、旅行でタイを訪れる人のために、タイでSIMカードを購入する方法についてもご紹介します。

タイはプリペイドSIMカードが入手しやすく、料金プランも割安なので少し長めの滞在期間であればSIMカードを購入してスマートフォンを利用するのがおすすめです。(ただし、SIMフリーの端末が必要です。)

SIMカードを購入できる場所

スワンナプーム国際空港…空港の出国口をでるとAISやDetacといった携帯会社のカウンターで購入可能です。

価格

プランや通信会社によって異なりますが、旅行で訪れる際におすすめなのは以下の様なプランです。
・7日間使い放題のデータ通信料と100バーツ分の通話料(299THB=約1,000円)

もちろんホテルなどで無料のWi-Fiを使用することも可能ですが、やはり常にスマホが使えるのは便利です。

2014/04/23

ad:tech roadshow Bangkok / アドテック ロードショー バンコク



ad:techがバンコクで開催されます!

ad:tech roadshow Bangkokの開催概要

日時: 9 May 2014, Friday
URL: http://www.adtechbangkok.com/
場所: Shangri-La Hotel, Bangkok
アクセス: BTSサパーンタクシン駅より徒歩1分

Digital has been an essential part of the marketing mix and will grow in importance more so over the years. New technologies are constantly emerging and trends moving so quickly. All eyes are on Asia as opportunities in the developing markets continue to grow.
デジタルはマーケティング・ミックスにおける必須の要素で今後さらにその重要性は高まっていくだろう。新しいテクノロジーは継続的に現れており、トレンドは急速に移り変わっている。
According to The Bangkok Post, it is projected that Thailand's online advertising market will grow to THB 5 billion (USD 162 million) over the coming few years. Wearesocial reports an internet penetration rate of 35% in Thailand as of January 2014.
バンコクポストによると、この数年のうちにタイのオンライン広告市場規模は50億THB(1億6千2百万ドル)にまで成長するという。Wearesocial は2014年1月にタイ国内のインターネット普及率は35%になったと発表した。

私はもちろん参加予定です。

また、タイでビジネスをされているデジタルマーケティングに関わる知り合いの方々も参加、出展されるようです。

出展企業一覧

http://www.adtechbangkok.com/exhibitor-listing.php

- Interspace Co.,Ltd.

タイのデジタル業界は、まさにいま黎明期なのかもしれません。
なお、今回のアドテックはタイの他に、ジャカルタ、クアラルンプールでも開催されます。

2013/12/13

Acer発表、2013年のタイ国内でのスマホ販売台数は30万台以上

Acer(エイサー、台湾に本社を持つパソコン及び関連機器メーカー企業グループ)はタイにおけるスマートフォンの販売台数が30万台以上にのぼると発表しました。
タイ最大の通信事業者AIS(Advanced Info Service )と提携して販売を行っています。
“タイはアジアの中で我々にとって重要な市場の一つだ。これまでユーザーのニーズにあうよう、高品質かつ低価格でスマートフォンのデザイン性を高めてきた。”
http://focustaiwan.tw/news/aeco/201312020032.aspx 
トレンドとしては、低価格かつスタイリッシュが強いようです。

Acerに限らず、SAMSUNGやAppleのスマートフォンも引き続き好調です。
ハードの充実に伴い、タイの市場はスマートフォン向けのアプリベンダーにとっても注目されています。
既に日本からはもちろん、中国系のアプリベンダーや欧米系企業も多額の広告予算を投じてアプリの広告宣伝を行っています。

課金モデルをどうするのかという課題はありますが、早期にユーザーを囲い込むことで得られる先駆者メリットは非常に大きいのでしょう。

引き続きタイのスマホ市場から目が離せません。

2013/11/30

タイの政権は崩壊するのか?現地のリアルな今を伝える


Thai opposition protesters wave national flags as they march towards a government complex in a demonstration in Bangkok on November 27, 2013. (AFP/Christophe Archambault)

タイの情勢があやしくなってきています。
あやしい、というのは政権が崩壊するかもしれないという意味です。

わたしは三年前にデモが発生した際にはまだタイにきていなかったので当時の状況はわかりません。
ただ、その時のことを知っている人に話を聞く限り、今回のデモとは比べ物にならないほど異常事態だったようです。
会社の近くでロケット砲が発射されたり、商業施設が燃やされるなど生命の危機に直面するほど深刻な状況だったようです。

さて、現在のタイの状況はというと、確かにデモが頻繁に行われており、一部では生活に影響も出てきているようですが、わたしのまわりは日常とさほど変わらりません。

しかし、政情は大きく変わりそうな流れのようです。

タイで反政府デモ隊が陸軍本部に突入、1日の決起呼びかけ

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE9AS04320131129
タイの首都バンコクで29日、インラック政権の退陣などを求める反政府デモ隊が陸軍本部の敷地内に突入したほか、政権与党タイ貢献党の本部前にも1000人規模のデモ隊が集結した。


また、今回のデモは市場にも影響が出てきています。


タイ・ホットストック=続落、観光関連株が安い

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0JE1JD20131129
29日のバンコク株式市場の株価は、政治的な緊張の高まりを背景に続落した。


タイ国内の報道を見ていると、どこでデモが行われる、あるいは現場の状況など中立的なものが多いように思います。

会社のタイ人に話を聞くと、政治家に対するイメージがよくないようです。
これは必ずしもインラック政権が悪いという話ではなく、全体的に自己の利益ばかりを優先し、国民に対しては何もしていないという意見です。
彼らは一般企業に勤めているホワイトワーカーであり、地方やその他のブルーワーカーとは異なる意見かもしれません。

実際にデモに参加しているのは、低所得者層が多く、また参加することで報酬をもらっていると言われています。
今回のデモの裏でどのような金の動きがあるのかは定かではありませんが、某大手銀行から資金が出ているという話を小耳に挟みました。
真偽のほどは定かではないので詳しくは言及しませんが、現政権が経済界からも反発を受けている可能性があるのかもしれません。

前回のようにデモ参加者が暴徒化するような事態にならないまでも、政治的な混乱はタイのマーケットに少なからず影響を与えることになるでしょう。
タイ経済がやや鈍化してきている中で、さらなるマイナス要因となりかねません。今回のデモや一連の政治的混乱が一刻も早く収束することを願います。

2013/11/17

訪日タイ人観光客って実際どうなの?観光庁とJNTO主催のFIT向け旅行フェア(バンコク)に行ってきた

先日本ブログ内でも紹介したJNTO主催の旅行フェアに実際に行ってきたので、会場の様子をレポートします。

なお、今年の7月からタイ人が日本を訪れる際のビザが免除になりました。詳細について興味のある方はこちらの記事(タイのビザ免除!タイ人のビザ解禁により日本への観光客は今後どうなる?)を参照ください。

ビジットジャパンFITトラベルフェア2013ウインター(個人旅行に特化した日本旅行フェア)の様子


開催場所はサイアム・パラゴンというバンコクの中心地にあるデパートです。
タイ人はもちろん、外国人観光客も多く訪れる場所で、ファッションやショッピングエリアというイメージです。

今回は沖縄や青森などの自治体、宿泊施設、商業施設や、タイでFIT向け商品を扱う旅行代理店などおよそ20の団体、企業が出展されていました。

会場はデパートの中でも、目立つ場所ではなかったので大丈夫かなと思いましたが杞憂だったようです。

会場正面からの様子

ざっと100~200人くらいはいたでしょうか。
出展者様に少し話を聞いたところ、場所が良いので大盛況とのこと。

サイアムパラゴンは高級デパートの部類に入るので客層も良さそうです。



H.I.S. Tours ニューイヤー向けの商品が多数揃っていました。

JTB Thailand FIT向けではH.I.S.のほうが優勢のイメージがありましたが、会場でみるかぎりそんなことはありませんでした。最近ではBTS駅に設置されているスクリーンでのOOH広告も始めています。

剣道のデモンストレーション


そのほか出展ブースの様子






このようなイベントを通じてタイの方々に日本により興味を持ってもらうための良い機会だと思います。
今後も継続的に実施していってほしいものです。

参考: タイ人の訪日数
 JNTOによると、1―9月に日本を訪れたタイ人は前年同期比59・1%増の28万5200人と、国・地域別で韓国(194万4200人)、台湾(166万9900人)、中国(99万4900人)、米国(59万2100人)、香港(54万8600人)に次ぐ6位。7月からは日本政府がタイ人に対する短期滞在のビザを免除し、訪日観光のさらなる増加が期待されている。出所:newsclip (2013年) http://www.newsclip.be/article/2013/11/13/19720.html 

ビジットジャパンFITトラベルフェア2013ウインター詳細


日時:2013年11月15日(金)-17日(日):10時~20時(予定)
場所:Siam Paragon 2階 Lifestyle Hall
内容:
- JNTOによる日本の観光宣伝・旅程相談窓口、日本から自治体、 観光事業者等の出展、現地旅行事業者による旅行商品の販売。
- ステージ:イベントスペース内に設置した特設ステージにて、日本文化ショーなど実施。 ・福引き:JAPAN FASHION CONTEST(仮)と称した、日本風ファッションで来場された方への福引きイベントを実施する予定。
集客人数:約3万人を想定(前回実績より想定)

2013/11/14

【タイ進出企業】マツモトキヨシ(マツキヨ)がタイで事業展開へ、セントラルと協議

マツキヨといえば、東京ではいたるところで目にする大手ドラッグストアチェーンです。

タイには既にツルハドラッグが店舗展開していますが、セントラルの店舗で販売することができるのはツルハドラッグとの違いです。

気になるのは、日本のようにドラッグストアを目当てに買い物をするというよりは、商品ありきで買い物をするタイ人のほうが多いであろうという点です。

そもそもドラッグストアに対するロイヤリティがなさそうなので、タイにおけるマツキヨの競合は、実はツルハドラッグではなく、スーパーなどの小売店になるのでしょう。

マツモトキヨシがタイで事業展開へ、セントラルと協議

ロイター
マツモトキヨシは、当面、自社のプライベートブランドの健康食品、化粧品、ヘアケア商品を約200アイテム供給し、セントラルフードリテールの店舗で販売する。「まずは10店舗程度で試験的に行う。販売開始は来春になる」(松本清雄副社長) ...続きを読む


マツモトキヨシがタイで事業展開へ、セントラルと協議

朝日新聞
マツモトキヨシにとっては、実質的に初めての本格的な海外展開となる。 セントラルフードリテールは、食品・化粧品・日用品などを揃える高品質なスーパーマーケットを中心 ...続きを読む

2013/10/20

タイで人気のスマホランキング!Samsung圧勝、Apple涙目!?

※2014年4月の情報を更新しました。スマホランキングはこちら

日本よりも高いスマートフォン普及率を誇るタイですが、実際に売れている人気の機種は何かを調査しました。

期間:10月第2週
出典元:thaimobilecenter.com

上位10機種のうち、なんとSamsung社製品が8機種もランクイン。
魅力は機能的な部分はもちろんのこと、手頃な価格でしょう。

タイの給与水準は日本に比べるとだいぶ低く(オフィスワークの新卒でさえ12,000~15,000バーツ程度)、スマートフォンはとても高価な商品なのです。

かろうじてiPhone 5Sが10位にランクインしているものの、やはり高い。

ただ、実際のところはiPhoneはとても人気です。
iPhoneを持っていることはステータスのような部分も少なからずあるようです。


順位機種名製品写真価格(バーツ)
1位Samsung Galaxy Win
8,550
2位Samsung Galaxy Grand
8,900
3位Samsung Galaxy S4 (Galaxy S IV)
17,800
4位Samsung Galaxy S4 mini
12,750
5位Samsung Galaxy Note 3 (Galaxy Note III)
22,000
6位Sony Xperia Z1
19,600
7位Samsung Galaxy Core
7,500
8位Samsung Galaxy Ace 3
6,900
9位Samsung Galaxy S III (Galaxy S3) i9300
12,550
10位Apple iPhone 5S
25,900

2013/10/19

タイのスマートフォン利用動向及び普及率~急速に進むスマホの普及~


 タイの電車に乗っていると、至る所でスマートフォンを手にしている人を目にします。
日本ではまだフィーチャーフォン、いわゆるガラケーを利用している人もいると思いますが、実際のところタイのほうが対人口比でみた場合に、日本よりもスマートフォンの普及率が高いのです。

アジア各国の普及率




・タイは2,100万人
・日本よりも高い普及率

出典元:Our Mobile Planet(2013年)
http://www.thinkwithgoogle.com/mobileplanet/


 また、2013年の販売台数予測によると、モバイル全体が1,600万台、その中のスマートフォン販売台数は750万台(約47%)といわれています。

出典元:Smartphones to make up half Thai market this year(8 Jan 2013)
http://www.bangkokpost.com/business/telecom/329704/smartphones-to-make-up-half-thai-market-this-year

 ニールセンが発表したデータによると、タイにおいてモバイル全体のうち、スマートフォンが占める割合は49%に上るとのことです。


 つまり、携帯電話の2台に1台はスマートフォンが利用されているという状況です。
ちなみに、他国の状況をみてみると、香港とシンガポールにおけるスマートフォンの普及率(モバイル全体に占める割合)は87%と世界的にも最も高い普及率となっています。
欧米はアメリカが60%、イギリス72%、フランス64%となっております。

購入時に影響を与える情報源




 少し話がそれますが、タイにおいて興味深いのは、購入動機の中にネットのレビューや口コミが含まれておらず、一方で唯一携帯電話の販売員という回答がランクインしている点です。

 要因として考えられるのは、1)口コミサイトなどまとまった情報サイトが少ない、2)考え方の違い、が挙げられます。

 まだタイにはきちんと情報が整理された口コミサイトがほとんどありません。Pantipというサイトが近いものの、カカクコムほど情報が分類されて検索しやすくなっているわけではありません。

 2)については、以前会社のタイ人ススタッフが、タイ人はあまり広告などを信用しない傾向にあるといっていました。
コピー商品などが氾濫している国においては、同様の傾向があるのではないでしょうか。中国においても、購買に最も影響を与えるのは親しい人の意見で、CMなどは信用できないというのを聞いたことがあります。

 タイ人のマーケット向けにビジネスを行っていく上で、タイ人がどういった思考をしているのかを知ることは非常に重要なポイントです。

 ちなみにタイ人は広告を信用しない、とは言うもののプロモーションは大好きです。例えばコンビニやバーなど様々なところで「Buy 1 Get 1 Free」の販促を行っています。
私からすると、別に1つ買えれば十分で、2つもいらないと思ってしまうのですが、タイ人は必要なくてもつい買ってしまうことがあるようです。
一貫性がないようにみえますが、これもタイ人の国民性であると思います。

1日のうち、スマートフォンに費やす平均時間


 タイ人がスマートフォンに費やす平均時間は合計で209分(約3.5時間)です。データの抽出方法が不明なので、パネル数や年代、性別等の詳細がわかりませんが、傾向としては長い時間スマホを利用しているといって間違いないでしょう。
実際、ファーストフード店やデパートのお店で、店員がスマホをいじっている姿をよく見ます。
スマホの普及は、タイ人のライフスタイルに影響を与え、特にコミュニケーションの方法として日本以上にスマートフォンを活用しているように思います。

出典元:ニールセン アジア太平洋地域のスマートフォン最新利用動向(2013年)
http://jp.nielsen.com/site/documents/NielsenSPI_Release_20130913.pdf

タイでスマートフォンが普及した理由


 タイでこれほどまでにスマホが普及して、利用されるようになったのはPCが普及する前にスマートフォンが登場したこと、また所得の向上があるためだと考えます。

 日本は10年以上前からPCが普及し、インターネットの接続はPCを通してという過去をたどってきました。(もちろんその中にはADSLなどの普及もあります。)
しかし、同時期のタイはまだ今ほど経済的に潤っていたわけではなく、インターネットをはじめとしたITの普及は遅れていました。

 その後、スマートフォンという新しいデバイスの登場と、タイにおける近年の経済成長、中所得層の拡大タイミングがちょうど重なり、PCの普及をとばして一気にスマートフォンに流れていきました。

Webマーケティングの観点から考えていくべきこと

Webサイトのスマートフォン対応

 日本でもここ2年ほどで急激に増えてきているWebサイトのスマホ対応。ただ、日本でさえまだ多くのWebサイトで対応ができていない状況です。
タイにおいては、そもそもWebサイトがまだない企業もあるので、これからサイトを立ち上げるという場合、デフォルトでスマートフォンに対応していくのが良いでしょう。
スマートフォン対応する方法としては、レスポンシブデザインを採用するのがサイト運営、SEOという点からみて良いでしょう。

タイのスマートフォン向け広告

 スマホは最も近くにあるデバイスです。このデバイスを広告媒体として利用しない手はありません。具体的にはスマホサイトへの広告出稿や、アプリ内広告の出稿などがあります。しかし、現時点で、タイ国内でスマホ向け広告の選択肢は多くありません。最も配信先の選択肢が多く、効果が期待できるのはGoogle Display Networkです。アプリ内広告もAdMob経由で出稿することができます。

 Facebook広告もスマートフォンにリーチする手段としては有効です。タイでFacebook広告を出稿する場合、多くはモバイルデバイスでFacebookを利用しているため、基本的にはSponsered Story やPage Post Adsなどを利用するのが効果を高める上でも有効です。

 一部のナショナルクライアントやタイ最大手企業はLINEも利用しています。公式アカウント、スタンプなど積極的に提供し、ユーザー側も受け入れているようです。現在LINEを利用している企業としては、AEON、AIS、CP、Oishi、Thai Airways、Nissanなどがあります。

eコマース

 まだタイのeコマース市場は発展途上です。しかし、かつて日本でも爆発的に市場が伸びたようにタイでも間違いなくeコマースは普及するでしょう。
ただ、その際のデバイスはPCではなくスマホがメインになるはずです。
このあたりは既に高いスマートフォンの普及率を誇る香港やシンガポールの動きをチェックしていく必要がありそうです。

新たなビジネスの可能性

 米国を中心として、スマートフォン決済サービスなどが盛り上がってきています。まだタイではほとんど市場がないビジネスですが、逆にいうと参入することで一気にマーケットシェアを確保することができるでしょう。当然同様のことを考えている企業はあるでしょうが、タイミングが難しいのかもしれません。

 あとは実際にスマホを利用したビジネスでマネタイズ可能なビジネスモデルを構築できるかどうかという点も実際の事業展開においてはポイントになるでしょう。

今後もタイにおけるスマートフォンビジネスの変化は注目です。

2013/10/16

JNTO、訪日FIT(個人)旅行に特化した旅行フェアをタイで開催

盤谷日本人商工会議より会員向けに、JNTO主催の旅行フェアに関する案内がきていたので紹介。


以下引用

 平素より日本政府観光局(JNTO)バンコク事務所の活動にご支援をいただき、ありがとうございます。

 今年のタイからの訪日の状況は大変好調であり、1月~8月の累計では、これまで過去最高の訪日タイ人数を記録した2012年の同期間累計を59.6%上回る推移となっております。7月1日からは、在タイ日本国大使館のご尽力によりタイ人観光客向けの査証が免除となり、さらには、12月からタイ国際航空によるバンコク~仙台間の直行便が運航する予定であるなど、今後も順調に訪日旅行者数が増加するものと期待しております。

  このような訪日旅行の動きを後押しするため、弊所におきましては11月15日
(金)~17日(日)の間、バンコクのBTSサイアム駅に直結した複合商業施設SiamParagon 2階 Lifestyle Hallにおきまして、訪日FIT(個人)旅行に特化した旅行フェアを開催します。訪日FIT(個人)旅行に特化した旅行フェアは、今年7月にCentral Grand Plaza Rama9で開催しており、今回で4回目となります。前回は約4万人のブース来訪者で賑わいましたが、好調な訪日状況を背景に、今年もさらに多くの来訪者が予想されます。

 今回、ブース数としては20ブース以上を予定しており、日本からご出展いただく自治体、宿泊施設、商業施設や、タイで訪日FIT(個人)旅行商品を取り扱う旅行事業者の皆様のご参加を予定しておりますが、日本ブランドを通じた幅広い日本の魅力の発信を行うとの趣旨の下、あわせて、服飾、化粧品、美容、電化製品、飲料食品、お菓子、小売り、レストラン、宿泊、輸送機関などタイ人消費者をターゲットとされております在タイ日系企業の皆様による特設ステージでのイベント(デモンストレーション)、もしくは来場者向けの福引き用景品を募り、自社製品・産品PRの場としてご活用いただけますよう、ご案内申し上げます(注 ブース出展の募集ではございません。)。

ステージイベント・福引き用景品のご希望やお問い合わせがございましたら、御社名、ご連絡先、デモンストレーション内容(もしくは来場者向けの福引き用景品)をご記入の上、下記の連絡先までメールにてご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。大変恐縮ながら、準備の都合上、ご連絡は10月28日(月)までにお願いいたしたく、ご希望が多数の場合には、内容により選考させていただきます。

(会場概要等)
・日時:2013年11月15日(金)-17日(日):10時~20時(予定)
・場所:Siam Paragon 2階 Lifestyle Hall
・内容:JNTOによる日本の観光宣伝・旅程相談窓口、日本から自治体、
観光事業者等の出展、現地旅行事業者による旅行商品の販売。
・ステージ:イベントスペース内に設置した特設ステージにて、日本文化ショーなど実施。
・福引き:JAPAN FASHION CONTEST(仮)と称した、日本風ファッションで来場された方への福引きイベントを実施する予定です。
・集客人数:約3万人を想定(前回実績より想定)


JNTOもタイ人訪日客を増やすために本気ですね。

2013/10/10

【タイ進出企業】天丼の「てんや」がタイに1店舗目をオープン

てんやがタイに東南アジアで初の店舗をオープンするようです。日本でもたまに天ぷらが食べたくなることがあったので、一度はいってみようと思います。


天丼てんやがタイに東南アジア1号店

MSN産経ニュース 2013/10/09
外食大手のロイヤルホールディングスは9日、子会社のテンコーポレーションが運営する天丼チェーン「天丼てんや」の東南アジア1号店が11日、タイのバンコクにオープンすると発表した。タイは丼文化が定着しているといい、同社は5年以内 ...続きをみる

てんやの運営元であるロイヤルホールディングス株式会社によると、100%子会社の株式会社テン コーポレーションがタイの大手飲食企業である CENTRAL RESTAURANTS GROUP CO., LTD.とフランチャイズ契約を締結し、2013年10月11日にオープンします。

店舗情報

天丼てんや セントラルバンナー店(TENYA Central Bang Na)

[住所]
Central city Bang Na 3F, 1093KM. 3, Bang Na, Trad Rd,
Bang Na, Bang Na, Bangkok 10260

[営業時間]
(月)~(木) 10:30~21:00
(金)     10:30~22:00
(土)、(日)、(祝) 10:00~22:00

ロイヤルホールディングス社プレスリリースより。
http://www.royal-holdings.co.jp/ir/backnumber/pdf/news/2013/news_20131009.pdf
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